当社アドバンスコンポジットは9月13日、都内で開催した日本最大級のオープンイノベーション見本市『JAPAN OPEN INNNOVATION FES 2024（JOIF2024）』（主催はeiicon、東京都港区）の人気イベントで、スタートアップ企業が短時間のプレゼンテーションにより共創パートナーとしての評価を競い合う「JOIF　STARTUP　PITCH」に出場しました。
同イベントでは、当社製品が多岐の分野に渡り環境負荷の低減や生産性向上、製品の高度化に貢献する新素材として参加する共創パートナーらに認知されると共に、事業の将来性と協業相手としての当社に対する高い評価に手ごたえを感じました。当社製品はすでに半導体、空調機、自動車、産業用ロボットなど幅広い分野で採用が見込まれております。
当社は引き続き協業を広く展開し、事業領域の拡大などに注力したいと考えています。

　「JOIF　STARTUP　PITCH」は、予選会を勝ち抜いたスタートアップ企業がそれぞれ３分間のプレゼンテーション（ピッチ）を行い、審査員との質疑応答やディスカッションの後、その審査員を含め共創パートナーとして名乗りを上げた事業会社の担当者が、ピッチを行った企業が共創相手にふさわしいのか判断するイベント。審査基準は、新規性・独自性、実現可能性・具体性、市場性・インパクトの３項目。参戦する事業会社の決裁者や現場責任者が各社のピッチに対し「興味あり！」 「組みたい！」の２札で判定。その場でビジネスシーズを創出する、ほかにはないリアル共創ピッチとして人気が高まっています。

　事前の予選会では９９社が挑戦し、環境やバイオテクノロジー、人工知能（ＡＩ）活用などの分野で事業展開する当社を含め６社のスタートアップ企業が予選を通過しました。

　当社の主力製品は、独自の溶湯鋳造技術を活用した金属複合素材。軽量・小型化、高耐久性、高放熱性、精度や生産性の向上など環境問題の解決や次世代製品開発に貢献する新素材。鉄やアルミニウムの代替品として、地球の未来を素材で支えることをテーマに事業展開しています。すでに国内外の大手の空調・家電メーカー、半導体関連の製造装置メーカーなどと事業を展開、試作品開発なども多数手がけています。

　当社が同イベントに参加したのは、オープンイノベーションにより様々な企業とつながる機会を得ることで、高品質な当社製品をより多くの分野に周知させ、事業を拡大するのが狙い。当社のピッチに対して、８社が「興味あり！」、１社が「組みたい！」と判定。ピッチでは、幅広い層へのアプローチを目的としていたため技術者には物足りないのではと考えていましたが、当社はものづくりの上流工程の企業であり、そもそもピッチという形式に向かないながらも、制限された短い時間の中でやれることをやったことに対して共感されたことを実感。終了後には多くのメーカーの方からお声がけをいただき手ごたえを得ました。

　

　さらに当社は展示ブースも設置。ブースに訪れた新技術や新規事業にヒントを探る大手事務用品や大手エネルギーなど50社超の担当者らに、新製品開発に向けご提案することができました。他の展示会では出会えない企業方々と出会えたことも大きな収穫で、今後に繋がりそうな企業も多く非常に有益な出展となりました。

　●『JAPAN OPEN INNNOVATION FES 』は、毎年開催で今回で７回目。今年の開場は東京・赤坂の赤坂インターシティーコンファレンス。今回のテーマは「GENERATE　NEW　BUSINESS　～事業を生み出すカンファレンス～」で、オープンイノベーションを通じて新たな事業機会を創出し日本のビジネス風景を一新することを目指したもの。約３０のセッションを開催し、１０３社のブース展示、商談ブースなどを設置。主催者によると来場者は２０００人規模でした。

JAPAN OPEN INNNOVATION FES 2024 公式ページ
https://auba.eiicon.net/joif

株式会社eiicon プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000630.000037194.html